株式会社太伸建設工業 代表取締役
石川 太一

2代目に就任するまでの経緯

私は16歳のときに、父から声を掛けられたことがきっかけでこの業界に入り、現場叩き上げで職人としての技術を磨いてきました。初めは本当に仕事が大変で、さらに厳しい指導を受けることも多かったのですが、「辞めて他の仕事をしたい」とは一度も思うことなく、ここまで歩んできたんです。だんだんと自分より若い世代が会社に入ってくるようになり、古い体制では仕事を長く続けられない職人も増えてきていまして･･･。
そこで、当社でも根本的な組織改革をする必要があると感じた私は、父に思いの丈をぶつけました。すると、「何も言わないから、やりたいようにやってみろ」と答えてくれて、そのまま2代目社長に就任することになったんです。不安はありましたが、周囲の人たちもサポートしてくださり、心強かったですね。

就任後の業務改革

2代目社長に就任後、事業内容からテコ入れをしました。これまでは土木関係の工事が中心だったのですが、引き続きそちらを手掛けつつ、新たに解体工事の仕事も請け負うようにしたんです。
また、当社には若くて元気な職人が揃っているので、どんな現場でもすぐに仕事を覚える適応力がありますし、施工スピードも他の業者には負けない自信があります。また、現場でのあいさつや身だしなみについてもしっかり教育していますから、短期間でお客様との信頼関係を築けるんです。
締めるべきところは締めますが、不必要に厳しく接することはまずないので、和やかな雰囲気で仕事をしています。
また、私一人だけでは事業は回りません。ですから、皆に感謝の気持ちを伝えるために食事会を開いたり、プライベートの些細なことでも「頑張れよ」と声掛けをしたり、適度な距離感で絆を深めるよう心掛けているんです。

今後のビジョン

これまで両親を含め本当にたくさんの方に支えて頂いたので、その期待に応えられるよう、さらに多くの仕事を受けていきたいですね。そうして市川市を代表する会社に成長することを目指して、一歩ずつ歩んでまいります。